2008年05月06日

偽装管理職

偽装管理職

管理監督者とは
注意自分で自由に出退勤ができる
注意人事権を持つなど、経営と一体化した立場にある
注意立場にふさわしい待遇、報酬を得ている

タイムカ-ドによって管理され、欠勤、早退、外出などの際には上司への
連絡を義務付けられ、経営方針などについて意見などを言う機会を与え
られていない者は、管理監督者ではない。

「こんなに働かされているのに、どんなに働いたとしても、管理職という肩
書きが付いたら、月5万だの3万だの1万だのという手当てを渡して済まし
ているのがいまの多くの企業です。部下もいないのに管理職と呼ばれて、
1万円の手当が付くだけ。
なぜこんなことになったかというと、ひとつは管理職という肩書きを付けれ
ば一生懸命働くし、時間外労働賃金もかからないし、責任を負わせること
もできる。経営者側にとって、そんな安易で都合のいい労働条件のあり方
がつくられてしまったのです。」

「正直者が馬鹿を見る。働き者が損をする」
企業の論理は労働者に、安い賃金で働いてほしいという一元的な価値観を
押しつけてくる。ところが労働者の側は、それぞれが多様な価値観に基づい
て働いている。
「企業の論理」とは、個人がそれぞれの幸福を追求する民主主義と、根本的
に相いれないものなのだ。
                                        (本文より)


東京管理職ユニオン 監修   ポプラ社 発行   定価¥1,050
  
偽装管理職



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Posted by ケイケイ at 13:09│Comments(0)新刊
 
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